答え合わせ?間違い探し?

こんにちは。ミセガマエヤの輿水です。私は建築の学校を卒業し、人に豊かな暮らしを提案できる設計士を目指してミセガマエヤで活動させていただいてます。🌺

本日は現地調査に一緒に参加させていただきました。♪

 

ミセガマエヤの主な家づくり工程

Step1:資料請求・メール相談

Step2:イベント・個別相談

Step3:家づくりビジョンミーティング

Step4:建物調査orお家探し

Step5:暮らし方ビジョンプレゼン

Step6:設計ミーティング

Step7:工事

Step8:お引き渡し

Step9:アフターサポート

 

今回は上記の工程のStep4:建物調査の記事になります。今回もスタッフの中島さんに色々と教えていただきながら一緒に調査してきました。🫡前回の建物調査の記事が気になる方は、下のURLをクリック。‼️

前回の建物調査の記事:〝可能性を探る?〟

 


 

○図面で見る仮の答え

今回はマンションの一室の現地調査。建物調査をする前に管理棟に伺ってリノベーション前の元々の建築図面を拝見。🔍✨

 

 

ここのマンションはたくさんのパターンの間取りがあり、数百枚に及ぶ分厚い資料の中から今回調査する部屋の間取り、断面図(垂直方向にスパンと切ってその断面を図に起こしたもの)を探してます。👀

こちらを現地調査の仮の答えとして写真で控えておきます。😌

 

〇現地で見る本当の答え

さぁ、いよいよ現地調査。‼️

中島さんが主に担当しているのは換気・給水・排水などの建築設備がどのように納まっているかを読み取ること。まず玄関の前に給水管やガス配管が納まっている部分があるのですが、そこをチェックします。✅どのように配管されているかを読み取り、建物の内部でどのように繋がっているか確認します。

 

 

内部でどのように繋がっているかを見るためにお風呂の天井を開けて覗いてみたり…👀✨

 

 

換気扇をつけたり消したりして、どこの換気扇が連動して動いているのか音を頼りに確認していきます。👂✨

また階高(垂直方向の構造体から構造体までの長さ)の確認もしていきます。一般的なマンション住宅の場合、床から天井までの長さ=階高ではありません。

床に関しては、洋室だったら床板、和室だったら畳などの床材があります。また、天井にはクロスが貼られてたりして実際の構造体はさらにその上に位置しています。🤔

では、どうやって確認するのでしょう…。❓

 

 

 

そうです。‼️お風呂の天井を開け、畳をめくって構造体を確認します。構造体となっているコンクリートが見えますね。💡これで階高がわかるのです。一番最初に写真を撮ってた図面は階高が実際に測った数値と合っているか、確認するために使用するものだったのです。😲

 

そしてもう一つ確認しなくてはいけないのはPS(=パイプシャフト:排水を排出するための管)の位置です。

前回の現地調査の記事でも書いたのですが、このPSの位置は例えリノベーションでも動かすことができません。だからこそ、この位置が設計するときにとても重要になってきます。😳❗️

PSは基本的に雑排水用(お風呂やキッチンの排水)と汚水用(トイレの排水)の二つあることが多いです。

 

先ほど写真を撮った図面にどこにPSがあるのか記されていました。ちゃんとこの位置にあるのか実際に開けて調べていきます。👀✨

 

 

まず、雑排水用のPSから……と開けてみると中島さんが〝えらいこっちゃ…〟

どうしたんだろう❓と尋ねてみると…

なんと‼️排水用の縦配管が見当たらない…⁉️

 

 

次にトイレの後ろのPSの位置を見てみます。こちらはありました。😮

雑排水用の配管が見当たらないので色々なところを探り、配管がどのように通っているのかから推理していきますがどこにもないのです。😥

でも…さすが中島さん。‼️発見しました。

 

 

 

実はこの建物の管は雑排水とトイレの排水をまとめて流している合流式というものでした。

なかなかこの排水方式はないみたいでとても珍しいようです。👀✨

しっかり色々な箇所を確認していく過程でどこにあるかしっかり把握できました。‼️

 


 

今回PSが既存図面とは異なる位置にありました。おそらく施工直前まではそこに入れる予定であったけれど、なんらかの都合で合流式に変えざる終えなかったのだろうということを思いました。

少し学生時代のお話をさせていただきたいのですが、京都の古い建物に結構多いのが押し入れを開けたら階段があったりなど〝なんでこんな所にこんなものが?🤔〟という不思議な構造や納まりになっていることがよくあります。それには、その建物を建てた時代背景が深く関わっていたり、何かしらの意図があります。私はそれらを実際に目で見たり、紐解いている人の解説を聞いたりすることが奥深くてとても面白いと感じました。😆

今回は合流式にした理由まで紐解くことはできませんでしたが、推測や図面を見てるだけではわからないことが見えてきたことは事実です。😊建物の謎を探っているようで〝どこにあるのだろう❓〟〝なんでこんなところに作ったのだろう❓〟と考えることがとても楽しかったです。

 

答え合わせでもあり、間違い探しでもある現地調査。図面と照らし合わせながら実際にちゃんと目で見て紐解いていくことの大切さがとても理解できた日でした。😌

ミセガマエヤのリノベには決まったスタイルがありません。あなたの気持ちに寄り添った「自由な発想のプランニング」により、あなただけの理想の暮らしを叶えます。