ミセガマエヤの青木です。
先日お引渡しさせていただきました「おいしい暮らし」K様よりお手紙をいただきました(*^^*)
お引渡しの時にチョークボードの壁に「雪熊庵」と書かれてあり、なんだろう?と聞いてみると
「お家に名前を付けてみました!」と奥様。
「せっちゅうあん」と読むそうです。
厨房のようなキッチンの横、厳選された古建具の横に書かれた「雪熊庵」の文字が、本物のお店の雰囲気を醸し出していてすごくイイ感じ!
熊(ファンシーな熊でなく、リアルなやつ)が大好きな奥様に意味を聞くと、丁寧なお手紙でお返事くださいました。素敵すぎるご夫婦の暮らしが見えるお手紙です。
奥様にご了承いただきましたので、ご紹介させていただきますね。
・・・・K様からのお手紙・・・・
「雪熊庵(せっちゅうあん・折衷案)」について
私たちは好きなことや、趣味がいっぱいあって、また常に新しく興味をひかれることも多いです。
どれか1つに絞るのではなくて、どれもとても大切にしています。どれが欠けても自分らしくないです。だから、1つのテイストや、ブランドにこだわらずに「誰か」が築いたテッパンにのらずに、自分の好きなものだけでオリジナルのスタイルを作りたい。バラバラの悪趣味になるのか、きれいな調和(折衷)になるのかギリギリのラインを攻めて、感覚、感性を試すかんじ!!どこまでやれるのかーと。
考えてみると、家づくりに限った事ではなくて、常にそんな感じで生きています。(特に私が)
例えば洋服は古着にめっちゃがんばって買った高いシャツをあわせたり、家具も今までから和の水屋、北欧のテーブル、イギリスのイス、とバラバラのものをあえて選んできました。キッチンの取っ手をバラバラに選んで付けたのもそうですね。
そういうアンバランスの妙を求めているので、今回の家づくりは若干の不安もありました。
脳内完成図はあるけど、本当にしっくりくるのか?「コレがいいー!」と周りを見ずに暴走しすぎな気もしないではなかったので。あと、私たち夫婦の間ではイメージ共有はできていましたが、ミセガマエヤのみなさんに伝わっているか、もし伝わっていなかったり、ズレがあったら、どうしよう・・・。と思いました。ネット通販で買って実物を見れてない古建具も、どんなのが来るかわからなかったし・・・。
しかし、完成してみて、カンペキ!!!にまとまってました。イメージ通り、いや、イメージ以上です!
建具などがバッチリはまったことは、運がよかったのだと思いますが、何より、ミセガマエヤのみなさんが、私たちの感覚、意図をしっかりとくみとってくださったから、描いていたものが実現されたのだと思います。
何度もヒアリング、打合せを重ねて、私たちのしょうもない話を聞いていただいて、丁寧にお家づくりをしていただいたから。本当にお願いして良かったです!他では絶対に、こんなふうにはならなかったでしょう。
本当に思ったとおり!なのです。ありがとうございます。
天井までのDIY漆喰塗りで大苦戦した寝室は、土を掘ったみたいな異空間に仕上がり、西側なので朝もうす暗く、熊の冬眠穴のようです。熊は冬眠するとき、完全に寝ているわけじゃなくて、時々起きてゴソゴソしたり、まったりしながら過ごしているらしいです。厳しい自然を忘れて、居心地のいい巣穴ライフを送っているんでしょうね。私たちも、この家に帰ってきたら、ホッとする、おちつく、みたいな「巣」にしたいと思っています。
毎日、毎日、家に帰りたくてしょうがないくらい、大好きな家です。これからどうなっていくのか、本当に楽しみ。見守っていてくださいね。また報告します!
2016.12.1 雪熊庵にて
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そして、お手紙の最後にはなんと!「雪熊庵だより」のお楽しみ付きでした♪
K様、素敵なお手紙本当にありがとうございます!私たちもK様とお会いできて、色々と学ばせていただく事が多く、毎回お会いするのが楽しみでした。
完全オリジナルな住まい「雪熊庵」がこれからどんどん進化していくことも楽しみにしています( *´艸`)