「子どもが大きくなって
なんとなく家が手狭になってきたし
もう少し広い家で新しい生活を始めようか」
そんなきっかけで
家づくりを意識しはじめる方は
多いんではないでしょうか❓
ここで、買い替えるパターンと
今の住まいをリノベするパターン、
実際どっちがオトクなのかな?
と考える方もいるかもしれませんね。
この疑問に対して
「これ!」という正解はありません。
「買い換えるのがベスト」と言う人もいれば
「住み慣れた環境も捨てがたいし、
住んでる家をリノベしよう」と考える人も。
ベストな選択肢は人それぞれ違いますから
それぞれのパターンについて
メリット・デメリットを
見ていきましょう❗
◆ その家づくり、引っ越しが前提ですか❓
現在賃貸にお住まいの方は
引っ越しが前提となる方が多いですが
すでにご購入されたお住まいで
何らかの不満や問題を
抱えていらっしゃる方はちょっと待って!
転居ではなく
今のお住まいを改善する方向で
暮らしをより良くする方法を
あきらめずに考えてほしいのです。
それまで暮らしていた環境に
愛着や思い入れがある場合、
転居はベストな選択とはいえないからです。
ただ、住んでいる場所をリノベする場合
引っ越しの必要はないですが、
そのかわり、同じ場所で
よりよい住空間を作り出すための
工夫やアイデアが必要になってきます💡
今回はもともとお住まいのお家を
リノベーションする選択肢をとった
Hさんご家族のお話をご紹介します。
◆ 技術で解決できることとできないこと
Hさんご家族は当初
「家が手狭なので新しい場所へ😮」
と仰るご主人に対して
奥様とお子様が
「今の場所に愛着があり、引っ越しは避けたい😧」
と主張されていました。
すでにお住まいの場所をリノベする場合
当然、面積は変わらないわけですから
どんなふうに空間を再設計するか❓が重要になります。
人は目の前の空間イメージが
頭に焼き付いているものなので、
同じ空間が住みやすくなる想像って
なかなかしづらいですよね。
今の住まいを手狭に感じている以上、
ご主人が新しい住まいを…と考えるのも
無理のないことと言えるかもしれません。
でも実は、同じ面積であっても
設計次第で住みやすくすることは可能なんです。
つまり、家の手狭問題は
技術次第で解決することができるんです。
むしろ、技術ではどうにもできない
問題が別にあります💡
なんだと思いますか❓
それは、それまで住んでいる
家に対する「愛着」です。
◆ 住まいに対する愛着こそ
ご家族がつくりあげてきた宝
引っ越しをして心機一転、
新しい住まいをつくることは
ある意味でカンタンです。
でも、Hさんの奥様とお子様は
今の場所に愛着があると
お話しされていました。
「この場所が好き✨」
「ここにいたい😌」という想いは
とても貴重なもの。
ご近所さんとのお付き合いや
その場所での素晴らしい人間関係、
育まれてきたコミュニティへの愛情は、
積み上げられてきた家族の歴史でもあります✨
住まいに対するこうした愛着こそ
ご家族がつくりあげてきた宝ではないでしょうか❓
みなさんもご家族で一度
話し合ってみませんか。
新しい土地、新しい家という箱だけが
私たちの求める家づくりでしょうか❓
◆ 「今より暮らしやすく」の答えは人それぞれ
買い替えの場合も
今の場所をリノベする場合も
今より暮らしやすくするための
アイデア出しが欠かせません。
家づくりで大切なのは
家族が今よりもっと自分らしく
快適に過ごすことのできる
暮らしの設計をすることなのです。
Hさんご家族の場合は
「なぜ今の家を手狭に感じるのか❓」
「どうすればみんなが気持ちよく過ごせるか❓」
といったことを突き詰めて考え
問題を解決するための選択肢を探っていきました。
このステップこそが
後悔のない家づくりを実現された
一番のポイントになったのです。
もともと3LDKだった住まいは
2LDKの空間に再設計💡
収納や家事動線も整えつつ
お仕事で使えるワークスペースも配置。
限られた空間を狭く感じさせず
過ごしやすい住空間を見事に実現されました😃
***
「今より暮らしやすく」の答えは
ご家族それぞれに異なります。
「もう少し広い家へ」と考える前に
「どうしたら暮らしやすくなるか?」
という視点で、家族会議を開いてみてください。
あなたの家づくりの根底を支えていく
大切な想いを発見できるかもしれませんよ💡