現実を作る小さな粒  ~大津市のC様邸~

皆さんは、サンタクロースに何が欲しいと聞かれたらどうしますか?

大滝です。

ちなみに某N島氏は、「現金がいい!」と即答でした。

N島氏、オトナ。

 

 

 

 

只今、大津のあるお家でリノベが絶賛進行中でして。

琵琶湖の見える高台にある素敵なお家。

煙突もあるから、クリスマス気分もあがりますね。

 

色々ありまして振り返る余裕がなかったのですが、

イブの夜ですしひとつ振り返ってみましょうか。

 

 

10月の現場調査。

「生きてるって素敵♪」と大合唱する雑草と⇓

大量の残留物に行く手を阻まれつつも⇓

11月、なんとか解体にこぎつけます⇓

 

いざ、工事が始まるとツタによる予想以上の壁の浸食に悩み⇓

事情により1月末には工事を仕上げる必要のあるという事実に

いつもより長めの沈黙が流れ(笑)⇓

その後、配管やっぱ無理めじゃないか問題が浮上して、

設計部門は
「この方法は工期がかかる、、、この方法は鬼畜すぎて職人さんに頼めない、、、
設備の発注止めなくちゃかも、、、、
あー、工期が欲しい、、、
ああ、サンタさん、今年はC様邸の工期をプレゼントしてくりしょりー!

と思わず呟いたとか呟かなかったとか。。。。


それもなんとか乗り越え、現場がガシガシと進み始めました。

大工さんの仕事と並行して ⇓

内装屋さん、クロス剥がす剥がす ⇓

水道屋さんは草の根はびこる土を

掘る、とにかく掘りまくります ⇓

 

 

 

 

 

 

 

 

外壁はいつでも塗れるように足場もスタンバイしました⇓

 

そして迎えた年末、

遂に悟りの境地に至ったのか、電気者さんには後光が射し始め、、⇓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん??

 

まあまあ、ここは一つ、クリスマスイブということで。。。

イブ、便利。

 

 

 

伝えたかったのは、たくさんの人が気持ちを合わせてプロジェクトに向かっていっているということ。

どのプロジェクトもそうですが、

緻密な工程を組み、モノとヒトの手配に電話かけまくり作戦を実行した現場監督さんがいます。

その意向に力を合わせて取り組んでくれる職人さん達やメーカーさん達がいます。

困りごとが浮上するごとに、知恵を絞ってくれるプロの建築士さん達がいます。

 

 

その起点は、やはり施主様です。

 

 

 

 

ヒアリングでお聞きしたC様ご夫婦の

 

「こう在りたい」

 

その小さな粒たちが現実をつくっていってるんだな

 

こんなにたくさんの人とコトがうまく組み合わさってモノができていく様子を眺めていて、

ふ、とそう思いました。

 

その小さな粒たちは、ふだん、見過ごしてしまいそうな粒粒です。

C様ご夫妻は、それを一つ一つ丁寧に拾い上げて、大事にお伝えいただいてきました。

 

 

最初は、小さなイライラを見逃さないところから。

どうして、嫌な気分になるんだろう、

じゃあ、本当はどうしたいの??

 

 

 

そうした問いかけの先に家づくりがあります。

 

 

わたしは、粒粒を見るのが大好きです。

 

 

 

自分の時間を夜更かしして作るんじゃなくて

もっと自然に作りたい。

趣味の植物や熱帯魚を育てたい。

仕事もしっかりしながら家族の団欒を大切にしたい。

いつも近い場所にいて子供と向き合いたい。

子供には人と自然とたくさん遊んで欲しい。

色んな経験をして自分で生きていく力を身に着けてほしい。

 

 

たくさんの粒粒がスクリーンになって

いろんな未来のシーンが浮かび、

その瞬間を図面にすくいとれた時、とても幸せな気持ちになります。

 

粒はたくさんあるほど、スクリーンはより鮮明に浮かび上がります。

 

 

 

さて、明日朝はミセガマエヤの仕事納めです。

以降もしばらくは現場が動きますが、ミセガマエヤは

12月25日から1月4日までしばしの充電期間を頂ます。

 

皆さま、今年も本当にお世話になりました。

また、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

ミセガマエヤのリノベーションには決まったスタイルがありません。お客様にとことん寄り添い、自由な発想でプランニングすることで、他にはないあなただけの理想の暮らしを叶えます。

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